この物語中よく出る言葉「AI」。今回は技術的なお話です

研究資料〜開発〜1
「AIとは?」

AIとは何か?よく耳にするが一介の「技術者」として説明したいと思います


 ではまず、AIとはからいきましょうか

  「AI」は略語である事は皆さん知っておいででしょうが
正式には、「Artificial Intelligence」。直訳すると「人工的な知能」って事らしい

 こちらが出した問題に対し、自己で判断し答えを返すプログラムの総称です


 言ってしまえば、皆さんに身近なTVゲームや車に付いてるカーナビも、「AI」に分類されます

では、「AI」について自己流に語ってみましょう

考察1・思考について

 一例を挙げてみましょう

   「リバーシ」
 イワユル、オセロって奴ですが

(AI:白 自分:黒)
 あなたの順番に、矢印のところに一手打ったとします

相手となる「AI」は何処に打つか、考える訳です。
実際は、自分のプログラム(思考ルーチン)に従って答えを導いているわけですが

 オセロのルールとして

 1.相手より自分の色が多ければ勝ち
 2.リバース(裏返す)出来ない所には置けない

 ってのがあります。

 まず、相手の一手に対し状況の分析を行います
(自分の枚数、相手の枚数、置ける場所)

 次に、何処に置けば一番多く裏返させる(逆転する)ことが出来るかを考える

導き出された答えがこれ
(AI:白 自分:黒)

 こうして、自分の考え(思考ルーチン)に従って答えを出していく訳です

 モチロン、ゲームとはいえ相手が居るわけですから反撃もあります
上記の思考を繰り返してゲームを進行していく訳です。

 しかし、あくまでもこれは「思考」だけにピックアップした場合のことで

知能と呼ぶにはもう一つ必要なものがあります。
それは次の考察で


考察2・自己学習

 皆さんも日々勉強されているものと思いますが
培った経験や物事により行動パターンが変わったりしませんか?

 それは皆さんがこれまで「学習」してきた事による訳です

学習してきたデータを思考ルーチンに反映させる事が「AI」には必要なもの

 って事で、今度は「学習」について考えてみましょう

もっとも簡単なのは次の図
(つたない図でゴメンナサイ

 知っている事を二重で覚える必要はありませんよね?
それに、必要の無いデータも追加する意味ありませんよね?
この二つに該当するデータは必然的に破棄される訳です。

 その二つに該当しない、「必要で自分の知らないデータ」だけを蓄積していくってものです

 かなり細かい所をすっ飛ばしまくった図ですが・・・・・・
(本当はもっと複雑なんですよ)

 この学習データを思考ルーチンに反映させて行動を決定
実行する事が出来る訳です




考察3・思考ルーチンにに学習データを反映する

 んじゃ、最後に二つをくっつけてみましょう

 では、かなり必要な所をすっ飛ばしまくった図をどうぞ!


って感じですかねぇ

 学習データに無ければ学習して、今後必要ないと判断されれば既定データ内の行動を起こす訳です。

こうして、必要なデータだけを蓄積し今後の行動に反映できる様になります

 プログラム作れ!って言われたところで、今すぐ作れるもんじゃ在りませんし
ここに書いてある内容をそのまま実行しようとしても旨くいく訳ありません

なんせ、必要な事ほとんど書いてませんからねぇ

 ただこんなモンだなぁ、と感じて頂ければ幸いです。

 勇者達は、自分の体験してきた内容・経験の全てを行動に反映しています
その元である「超AI」を開発することが出来れば
人類にとって、よき隣人となる勇者達が完成するかも知れませんね



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